プログラマティックアプリ内リターゲティング広告完全ガイド
11月 02, 2023
Remergeによるモバイルアプリビジネス事業者とデジタル広告代理店のためのガイド
コンテンツ
- アプリ内リターゲティングとは?
- アプリ内リターゲティングのメリットとは?
- アプリ内リターゲティングの仕組みは?
- プライバシーファースト時代のリターゲティング
- リターゲティングパートナーを選ぶポイント
- プログラマティックリターゲティング広告を始めるには
- 広告クリエイティブのベストプラクティス
- セグメンテーションのコツと戦略
- ダイナミックプロダクト広告によるパーソナライゼーション
- Remerge各拠点のリーダーによるリターゲティングのインサイト
- まとめ
このページでは、アプリ内リターゲティングに関するガイドの最初の数章を紹介しています。全11章と、リサーチペーパー、ポッドキャスト、記事などの役立つリソースにアクセスしたい場合は、以下のフォームに入力いただくと、ガイドの全文にアクセスできます。
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1. アプリ内リターゲティングとは?
アプリ内リターゲティングは、モバイル広告で既存ユーザーを特定し、ターゲティングすることができるモバイルマーケティング戦略です。アプリ内リターゲティング広告は、自社ユーザーが使用している様々なアプリ内に表示されます。ユーザーについて収集したデータ(一意のデバイスIDによってカプセル化される)を活用することで、ユーザーを特定し、高度にパーソナライズ化された広告でリターゲティングすることができます。このガイドのセクション3では、リターゲティングがどのように機能するのか、技術的な側面について深く掘り下げ、モバイル広告のエコシステムを構成する様々な要素について解説します。
リターゲティング広告では、以下のような効果が期待できます:
- 新規ユーザーに、登録や購入などのアプリ内で重要なアクションの完了を促進
- 休眠ユーザーに働きかけ(再活性化)、アプリへのリエンゲージメントや購入につなげる
- アプリの新機能を有料ユーザーに知らせたり、オファーやプロモーションでアップセルする
2. アプリ内リターゲティングのメリットとは?
アプリベースのビジネスを運営しているのであれば、アプリ内リターゲティングは長期的かつ持続的なグロース戦略に欠かせない要素です。過去にアプリをダウンロード、利用、購入したことのあるユーザーに対してカスタマイズされた広告を表示することで、ユーザーのエンゲージメント、リテンション、収益を向上させることができます。
マーケターには、カスタマージャーニーのかなり後期段階になるまで、新規に獲得したユーザーをリターゲティングすべきではないという一般的な誤解があります。この考えは、これらのユーザーが有機的にコンバージョンする可能性が高いという前提に基づいていますが、現実には、アプリをインストールしたユーザーの大半は、そのアプリのことを忘れ去ってしまい、そのうちにアンインストールしてしまう可能性があります。この統計データについては、以下で詳しく説明します。
リテンション率を向上させるためには、UAキャンペーンは、ユーザーがアプリをインストールした初日から、常に綿密に計画されたリターゲティング戦略によってバックアップされるべきです。これにより、アプリ内のエンゲージメントを高め、オーディエンスの継続的なエンゲージメントを維持することができます。新規ユーザーをリターゲティングキャンペーンに取り込むことで、アプリで購入したり、長期的に利用し続けたりする可能性が高まります。例えば、リターゲティングされたユーザーのエンゲージメント率は、リターゲティングされていない新規獲得ユーザーよりも、全体的に152%高いという研究結果があります。
リターゲティングがアプリグロースに欠かせない主な理由は以下の通りです:
1. リターゲティングはユーザー獲得 (UA) 戦略を補完する
すべてのアプリのグロースキャンペーンはUAから始まります。アプリのローンチフェーズでは、インストール、アカウント登録、新規ユーザーのアプリへの流入を促進することに注力します。UAについては、マーケターは大規模なユーザーベースを確立し、インストールあたりのコストに基づいて広告費を最適化したいと考えます。しかし、アプリマーケティング戦略を策定する際に注目すべき点はこれだけではありません。
アプリグロースに必要なのは、より多くのユーザーを獲得することですが、アプリマーケターは、同じユーザーがインストール後もアプリに関与しているかどうかをモニタリングする計画を立てるべきです。アプリのグロース戦略の長期的な目標は、ユーザーのLTVを向上させることであるため、ユーザーの離脱が始まる前にリターゲティングキャンペーンを開始することが重要です。
あるレポートによると、2022年にはアプリの49%がダウンロード後30日以内にアンインストールされ、そのうち約半数はわずか24時間以内にアンインストールされていることが報告されています。このトピックについて、Remergeの Principal Account ManagerであるEkaterina Liは、イスタンブールで開催されたMobidictum Conferenceで次のように解説しました。「ユーザー獲得はそれだけでは不十分です。多くの調査によると、デイリーアクティブユーザーの約90%は、アプリをインストールした後7日間で離脱してしまうため、初日から強固なリテンション戦略を構築しない限り、UAへの投資はあまり意味がありません。」
2. リターゲティングで既存ユーザーの価値を最大化
モバイルアプリがグロースするためには新規ユーザーの絶え間ない流入が必要ですが、既存ユーザーを維持・育成するためにはリターゲティングキャンペーンも必要です。リターゲティングキャンペーンは、すでにアプリをインストールし、その使い方を理解しているユーザーを引き込むことに重点を置いています。そのため、アプリ内でのアカウント登録の完了、ゲームでの新レベルのアンロック、アプリ内購入、その他のコンバージョンゴールの達成など、広告が求めるアクションを完了するのに必要なステップはわずかです。
あなたのユーザーに関するファーストパーティデータは、彼らがあなたのアプリとどのように相互作用するかについて多くのことを教えてくれます。これらのインサイトを使用して、洗練されたオーディエンスセグメントを構築し、コンバージョンの目標達成に役立つ、よりカスタマイズされた広告体験を作り出すことができます。
3. リターゲティングはブランド・リコールを確立
リターゲティングは、貴社のブランドをユーザーの頭の片隅に置いておくのに役立ちます - これはユーザーを維持するための第一歩です。リターゲティングは、ユーザーが貴社のアプリに慣れ親しみ、将来的にアプリとやり取りする可能性が高い、ブランド・リコールを確立することでこれを実現します。また、ユーザーに貴社のアプリを認知させ続けることで、ユーザーが行動を起こす準備が整った時にコンバージョンの可能性も高まります。
4. リターゲティングは収益を上げる
調査によると、リターゲティングされたユーザーは、UAキャンペーンにしか接触していないユーザーと比較して、インストール後最初の30日間で平均37%多くの収益イベントを生み出していることが明らかになっています。また、新規ユーザーを獲得するよりも、既存ユーザーをリエンゲージメントする方が安価です。実際、新規ユーザーを獲得するコストは、既存ユーザーのリエンゲージメントコストの5倍から10倍になります。
また、リターゲティング広告を使ってアップセルキャンペーンをサポートし、アプリで課金することによる特典やメリットをロイヤルユーザーに示すこともできます。これは、アプリ内のプレミアムサブスクリプション、新機能、または新製品に注目を集めるチャンスです。
Remergeのようなリターゲティングパートナーは、アプリ内データを活用して、ユーザーのアクティビティに基づいて高額課金ユーザーと低額課金ユーザーとをセグメント化し、彼らがクリックする可能性が最も高いオファーでパーソナライズ化された広告を表示することができます。
5. リターゲティングは他のアプリ内コンバージョン目標を改善する
アプリが定着してきたり、飽和市場で営業しているとUAは難しくなるので、他の目標を達成するためにリターゲティングに投資することは価値があります。2021年、ユーザーは1日平均4.8時間をモバイルデバイスで過ごし、その年のアプリ市場での総消費額は1700億ドルを超えました。リターゲティングは、このようなユーザーとつながり、セールスファネルの次のステージに誘導するのに役立ちます。
- ショッピングカートや フードの注文を放棄したユーザーに、購入を完了するよう促す
- 無料トライアル終了後、有料サブスクリプションへのサインアップを促す
- モバイルゲーマーに新キャラクターや新しいレベルをアンロックしてもらい、ゲームへのエンゲージメントとロイヤリティを高める
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